インコのオスメスの見分け方は?種類と性格に合わせた育て方を解説!

向かい合う二羽のセキセイインコ

セキセイインコをこれから飼おうとお考えの方は、インコのオスメスの見分け方や種類と性格が気になることかと思います。

男の子の方が飼育しやすいし、おしゃべりが得意な子も多いからお迎えするなら男の子がいいと言う飼い主さんが多いのですが、どんな方法で見分けることが確実なのか、見分け方を解説します。


インコの性格は個体差もあるのですが、人間と同じでそれぞれ違いがあります。
我が家で飼育しているセキセイインコと、幾つかの鳥に関する資料から調べた情報を基に、インコの種類と性格に合わせた育て方もにまとめてみました。

インコのオスメスの見分け方

セキセイインコ ノーマルグリーン
ノーマルイエロー

セキセイインコのオスメスの見分け方は、割と簡単な見分け方と少し難しい見分け方があります。

ただし生後3か月くらい迄のヒナは、どの見分け方で調べても判別しにくいです。

セキセイインコはヒナから育てた方が飼い主さんになついて手乗りになるので、オスメス気にしない方であれば問題はないのですが、おしゃべりが得意な男の子をお迎えしたい場合は、生後6か月位に成長した子を見分けてからお迎えするのがおすすめです。


ヒナのオスメスの判別は、ペットショップの人でも間違えるほど難しいそうです。

ロウマクの色で見分ける

セキセイインコのオスメスの見分け方は蝋膜(ろうまく)と言って、口ばしの上にある鼻の穴の周りの色で見分けることが出来ます。
オスメスの見分け方で1番簡単な見分け方になります。

インコの種類でロウマクの色か違うのですが、男の子の場合は色が鮮やかで綺麗な色をしていて発情期になると色が濃くなります。

一般的なセキセイインコの男の子は、ロウマクの色が青色か紺色をしています。
その他のアルビノ種などのロウマクの色は、生まれもった色素の関係でピンク色をしています。

女の子の場合ロウマクの色は地味な感じの白、ベージュ、茶色になり、発情期になるとカサツキます。

脚の色で見分ける

完璧な判別方法ではないのですが、男の子の脚は女の子と比べると青みがかかった色になります。

女の子は男の子と比べると肌色に近い色をしています。

口ばしの形で見分ける

男の子の口ばしは女の子と比べると、下の口ばしの横幅が狭くて短くなっています。

この見分け方はセキセイインコを比較しないと難しいです。

頭の形で見分ける

男の子の頭は丸みがあり、女の子の頭は平たい形になります。
頭の形で見分ける方法はボタンインコやコザクラインコも同じなのですが、種類や個体差で精度が変わります。

私が飼育しているセキセイインコの男の子は頭が梵天(ぼんてん)なので、丸くも平たくもなく尖っています。

なので一通りオスメスの見分け方を確認して判断しましょう。

インコのオスメスの性格の違い

セキセイインコ アルビノ ノーマルブルー

インコのオスメスの性格の違いは個体差もあるので一概に「こうです」とは言えませんが、発情期の行動ははっきり違います。

セキセイインコの男の子は、おしゃべりが得意な子が多いのですが全くおしゃべりをしない子もいます。


女の子は大人しい性格でおしゃべりしないと言われていますが、凄くおしゃべりが出来る子もたまにいます。

インコのオスの性格

セキセイインコの男の子の性格は人懐っこくて、甘えん坊、おもちゃで遊ぶことが大好きな子が多いです。

特におしゃべりが得意な子が多くて、我が家で飼育している男の子のセキセイインコはスマホ写真のシャッター音も上手に真似をします。


放鳥している時には、おしゃべりを教えてもらいに来ては練習して、おもちゃで遊んで休憩して、を繰り返す甘えん坊さんです。

男の子は発情期になると、食べた物の吐き戻しの量が増えて、おもちゃなどデロデロにします。
家の子は体重がどんどん落ちて心配になり、吐き戻しする対象物を隠すことで対処したことがあります。

発情期は攻撃的になります。
とても人懐っこかったのに突然攻撃的になり、おかしくなったのかと心配したこともありました。
普段は手を近づければ飛び乗ってくるのに、口ばしを左右にぶつけて怒ったり噛み付いて来たこともあります。

発情している対象物にじゃれついているとき目を見れば鳥の目になっているのでわかりやすいです。

インコのメスの性格

セキセイインコの女の子の性格は大人しい子が多いです。
ただし気が強いので、飼い主さんでも強く嚙まれたり怒ったりします。

おしゃべりが得意な子は少ないのですが、とてもよくおしゃべりをする子も稀にいます。

男の子と比べると鳴き声が小さいので大人しく感じるのだと思います。

性格というよりも本能的の行動で、卵を産む巣箱を探して狭い場所に入りたがって箱の中や飼い主さんの服の袖に隠れようとします。

セキセイインコの女の子で一番心配なことが発情すると卵を産むことです。
発情期が近づくと紙類を噛みちぎって集め、卵を産む巣を作ろうとします。

発情期のサインで、飼い主さんがスキンシップをとるとしゃちほこポーズと言って尾を上げる仕草をします。
単体飼育でパートナーが居なくても発情すると卵を産みます。


卵を産むことはとてもエネルギーの消費が激しく体力を使うので、長生きさせてあげる為には発情させないように対策をすることが大切です。

沢山卵があれば安心して産むのをやめるので、産み過ぎないようにさせる偽卵を与えて対策しましょう。

発情対策の偽卵をこちらです。

インコの種類と性格に合わせた育て方

インコ ノーマルイエロー ノーマルブルー ノーマルグリーン

セキセイインコだけでも、色や模様の組み合わせで5000種類もいるそうです。
めずらしいレアインコは品種改良で生まれることがあるようですが、今回は一般的な探せばいるレベルの種類を解説します。

インコの種類は大きく分けると小型、中型、大型になります。

小型インコの種類

  • セキセイインコ
  • マメルリハ
  • アキクサインコ
  • サザナミインコ
  • ヒムネキキョウインコ
  • キキョウインコ
  • ハゴロモセキセイ
  • コザクラインコ
  • ボタンインコ
  • オカメインコ(オウム科)

中型インコの種類

  • ナナクサインコ
  • ナナイロメキシコインコ
  • アケボノインコ
  • ズグロシロハラインコ
  • コセイインコ
  • オオハネナガインコ
  • ビセイインコ

大型インコの種類

  • ベニコンゴウインコ
  • ルリコンゴウインコ
  • キビタイボウシインコ
  • アオボウシインコ
  • ヨウム
  • タイハクオウム
  • コキサカオウム
  • クルマサカオウムせきせい

鳴き声が小さくて飼育しやすい小型インコの特長をまとめてみました。

セキセイインコの育て方

セキセイインコは日本で飼われている手乗りインコの中で一番人気があり、大正時代からペットとして可愛がられてきました。

体は小さいですが、きれいな羽の色と可愛い仕草やさえずり声で、とても存在感があり、飼い主さんによく慣れ、穏やかな性格が魅力です。

1羽で飼育しても良いですし、ペアにしたり、相性がいい個体同士なら複数飼育もしやすいです。

おしゃべり上手でにぎやかな性格が人気で飼いやすさもナンバーワンです。
小型インコの中では、おしゃべりが得意な子が多い種類で、自分の名前や短い単語は直ぐに覚えて、長い住所や話も昔話もおしゃべり出来る子もいます。

一人遊びが好きな子が多く、体は小さくても積極的にいろんなものに興味を示す性格で、おもちゃで遊んだり、鏡に話しかけたりと、好奇心旺盛な性格もセキセイインコの特長です。

セキセイインコのケージ(鳥かご)は小型インコ用のサイズで、塗装していないタイプを選び、おもちゃハシゴと止まり木をセットします。

セキセイインコの餌(エサ)

主食には皮つき混合シードと小鳥インコ用のペレットを与えて、副食で青菜やボレー粉で栄養バランスがよい食生活になるようにしましょう。


おやつは与えなくても良いのですが、あげる場合はシードなどを固めた小型インコ用の麻の実などを、少量だけにします。


セキセイインコは太りやすいので餌の与え過ぎには気を付けましょう。
また、人間の食べ物は与えないようにしましょう。

セキセイインコの世話

カビが体に入ると病気になってしまいますので、餌(エサ)や水は毎日取りかえてあげて、ケージの底に敷いた紙もかえて清潔に保ちましょう。

ケージも月に1度は洗ってきれいにしてあげましょう。

水浴びが好きな子には、ペット用の水浴び容器をセットしてあげるのがよいです。

ボタンインコとコザクラインコ

ボタンインコ

ボタンインコとコザクラインコなどインコ科ボタンインコ属の小鳥を総称してラブバードと呼びます。

アフリカの暖かく湿度の高い地域で、小さな群れをつくって生息するインコです。
ペアになるととても仲良くなる反面、相性が悪い相手は徹底的に攻撃することがあります。

自己主張がはっきりしていて、表情も豊か、体に対して頭部や口ばしが大きくてかむ力が強いので、中型インコと分類される場合もあります。
羽の色はカラフルでさまざまな色合いがあり、つぶらな瞳がかわいいのが魅力です。

ラブバードは噛む力が強くセキセイインコより大きいので、飼育するケージは中型インコ用の金属部分に塗装をしていないものを選びましょう。

ラブバードのエサ

主食に皮つき混合シードと小型インコ用のペレットを与えましょう。
好む青菜を必ず与えることとボレー粉も与えましょう。

おやつは麻の実やヒマワリの種、市販のラブバード用おやつなどをあげると喜びますが、ヒマワリの種で1日5粒程度にして、あげ過ぎには注意しましょう。

ラブバードのお世話

毎日エサと水の交換をしてあげましょう。
ケージの敷き紙も毎日新しくして、月に1回はゲージの丸洗いしてきれいにしましょう。

室温管理はペットヒーターを使って寒くなり過ぎないようにしましょう。
水浴びが好きな子にはインコ用の水浴び器を用意してあげるといいです。
市販の霧吹きでも水浴びの代わりになります。

マメルリハ

マメルリハ

きれいな羽色が人気で、ブルー、イエロー、ルチノー、アルビノなどがいます。

ペア以外はケンカをするので注意しましょう。

小さな体の割にはたくさん食べる子が多く混合シードや小型インコ用のペレットの他、ドライフルーツや果物、野菜なども食べます。
噛む力が強くておもちゃやかじり木をかじって遊ぶことが好きです。


サザナミインコ

サザナミインコ

前のめりで歩く姿が特徴で、ノーマルはグリーンで色変わりはブルー系、ルチノー、アルビノ、モーブ、コバルトなどがいます。

エサはカナリーシードと混合シードとペレットです。
野菜なども与えて、おやつにはヒマワリの種や麻の実を与えるのがよいです。

性格は大人しくて、動きもゆったりとしています。
鳴き声は小さく、ペア以外の複数飼育も出来るインコです。

繁殖しやすく、1度に5個以上の卵を産むことが多いです。

アキクサインコ

アキクサインコ

手乗りインコにはなりますが、大人しく臆病なので、甘えん坊は少ない個体です。
体に対して尾羽が長いので、ケージの高さが45センチ以上ある大き目サイズがよいです。

エサはあわやカナリーシードの割合を多くした混合シードや、小型インコ用のペレットをメインに、野菜をたまにおやつを与えます。

キキョウインコ、ヒムネキキョウインコ

尾が長く細い体系が特徴で、性格はおとなしく、やや神経質な面があります。

鳴き声も小さいので飼いやすいインコになります。
朝より夕方活動的になる個体が多いです。
尾が長いので飼育ケージは高さ45センチ以上の物が理想的です。

寒さや寒暖差に弱いのでペットヒーターで保温をしてあげましょう。

エサは混合シードと小型インコ用のペレットを与えましょう。

まとめ ~飼育の心構え~~

インコの性別判断は生後3か月くらいまでは難しいもので数多く飼育しているペットショップの人でも間違えることもあります。

生後3か月以上の個体であれば、ロウマクの色、足の色での判別がわかり易いです。

セキセイインコは男の子の方が飼育しやすい上に、おしゃべりが得意な子が多いので男の子が欲しいと言う飼い主さんが多いのですが、ヒナからお迎えする場合は男の子だと思ってお迎えした子が、女の子だったという話も多く聞きます。


男の子でもおしゃべり苦手な子も居ますし、女の子でもおしゃべりが得意な子も居ますのでヒナからお迎えした場合はどちらでも愛情を持って育てましょう。

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