名前を呼ぶと、こっちに向かって飛んできたり、おしゃべりを覚えたり、頭をカキカキしてとおねだりしたり、人懐っこく頭が良いインコ達、とっても可愛いですよね。
人間とコミュニケーションが取れる鳥のことをコンパニオンバードと呼んでいます。
そんな愛鳥と長く一緒に暮らしたいし、健康で長生きもしてほしいですね。
でもお迎えして飼育するとなると、インコの種類と平均寿命はどの位か気になることかと思います。
お家にお迎えして家族の一員になったインコに、愛情を持ってお世話をしていくわけですが、安心して暮らしていけるように環境を整えたり、体調の変化に気づいてあげるためには、インコのことをよく知る必要があります。
今回はインコの種類とその寿命について、専門書を調べてまとめてみました。
インコの種類と平均寿命
インコの種類は小型・中型・大型と分かれていて、躰が大きくなるにつれて寿命も長くなります。
インコの仲間は体の大きさの割には全体的に寿命が長く、長生きする傾向があります。
https://petpedia.net/article/1028/lifespan_of_parakeet
小型インコ‥10年〜15年
セキセイインコ、コザクラインコ、ボタンインコ、サザナミインコ、アキクサインコ
(小型でも、オカメインコ、マメルリハは15年〜20年生きると言われています。)
中型インコ‥15年〜20年
ウロコメキシコインコ、オキナインコ、ボウシインコ、ワカケホンセイインコ、ホンゴシキセイガイインコ、キソデミドリインコ、ビセイインコ、シロハラインコ
大型インコ‥30年〜50年
モモイロインコ、アオメキバタン、オオハナインコ、ヨウム、ルリコンゴウインコ、キソデボウシインコ
ヒワコンゴウインコは60年以上
小型インコのなかで一番ポピュラーなセキセイインコの寿命は、7年〜13年くらいと言われています。
体が比較的丈夫で、初心者にも飼いやすいです。
ギネス記録で29年という長生きしたセキセイインコがいたとか、調べてわかりました。
ペットの中でもインコの仲間は10数年、特に大型インコは30〜60年と長生きします。
毎日のお世話ができるか、天寿を全うするまで愛情を持って飼うことができるかどうかをよく考えてお迎えしましょう。
愛鳥を長生きさせるポイント
可愛い愛鳥には長生きしてほしいですよね。
何はともあれ、毎日のお世話を欠かさない事の一言に尽きます。
小鳥は餌を食べられないと数日で死んでしまいます。
餌箱にエサがいっぱい入っているように見えるけど、食べかすの皮だらけだった、とならないように毎日新しい餌にかえて、ご飯をちゃんと食べているか確認しましょう。
清潔な環境を保つためにゲージのお掃除も大切です。
毎日お掃除するのが理想ですが、ちょっと無理なので、我が家では毎週日曜日にゲージのお掃除をしています。
フン受けのシートや飲み水は、毎日新しく換えてあげましょう。
インコは気温の高い国が原産地です。
人間より体温が高く、約40℃ありますので、室温は20℃~25℃に保つことが大切です。
雛(ヒナ)、老鳥、病気のときは27℃~30℃にしてあげましょう。
一日中狭いケージのなかにいるのはインコにとってストレスになります。1日1回は放鳥させ、一緒に遊んであげることをお勧めします。
インコは遊ぶことでストレス解消になりますので、一石二鳥で運動にもなるマンチボールなど、遊べるおもちゃを何種類か与えるようにしましょう。
放鳥の時はインコにとって危ない物(薬品、洗剤、接着剤、アイロン、ヒーター、作動中の扇風機、ガラス、ガスレンジ、カーテンの鉛、殺虫剤、人間の食物など)を片付けておきましょう。
ケージの近くに鉢植えなどの植物を置いている場合、葉を愛鳥がかじってしまうことがあります。
インコにとって有毒なものがあるので、ケージのある部屋以外に置いた方が安全です。(アジサイ、ポインセチア、アボカドなど)
過発情にも注意が必要です。
年に数回の発情は心配は要りませんが、あまりスキンシップをしすぎると発情を促してしまいます。
繁殖行為は愛鳥の体力を消耗しますので、頻繁に発情させないように飼育環境の調節をしましょう。
特にメスは卵詰まりを起こすと命を落とすことがあるので、ちょっと様子が変だなと思ったらすぐ病院へ相談してください。
発情期に関してこちらに詳しくまとめてありますのでご覧ください。
インコの発情期の対策と健康管理についてまとめてみた!まとめ ~インコのことを知ろう~
ペットと一緒に暮らすことは、飼い主さんにとって癒しになります。
インコの寿命は小型インコで10~15年、大型インコになると50年以上になりますので、お迎えする前には飼い主さんの寿命との兼ね合いも良く考えてからにしましょう。
おしゃべりをしてくれたり、仲良くなれば芸を覚えて遊んだりして飼い主さんの人生を豊かにしてくれます。
生き物なので毎日のお世話が当然必要になりますので、忙しいときには大変で、めんどうくさく思うこともありますが、それ以上の幸せを与えてくれます。
家族の一員となったインコには、健康で長生きしてもらいたいですね。
その為には命を預かっていることを忘れないように、飼い主さんにはインコのことをよく知って飼育していただきたいと思います。