インコはケージの中で過ごす時間が長いです。
そのため、インコの飼育部屋はフンや餌の飛び散りや羽などですぐに汚れてしまいます。
汚れたお部屋で飼育されていると、インコはウイルスなどの病気にかかってしまってしまう危険性があります。
愛鳥が健康に心地よく過ごせるよう、清潔な生活環境を整えてあげましょう。
この記事では、インコのお部屋をお掃除する目安とケージや水入れなど部品のお手入れの手順を解説していきます。
インコの飼育部屋をお掃除する目安
インコの飼育部屋のお掃除は、内容によって、毎日、週1回、月1回を目安に行っていただきたいことがあります。
<毎日のお掃除>
ケージの底に敷いた紙は、毎日交換しましょう。紙は新聞紙などで大丈夫です。5分ほどあれば交換できます。
底には、シードの皮、フン、インコが羽繕いした際に出る脂粉と呼ばれる粉状のものなどが落ちてたまります。インコはケージ内で羽をばたつかせることもあります。その際に下にたまっているものが飛び散ると、インコにとっても人間にとっても不衛生になってしまいます。
下の紙を交換する時には、フンの様子を見て健康チェックをするのもお忘れなく。
<週1回のお掃除>
フン切り網にこびりついてしまったフンを、ヘラなどを使ってこそぎ落とします。
固まって落ちにくい場合は、お湯でゆるくしぼった布などをあててふやかすととれやすくなります。
底のトレーもサッと拭いておきましょう。
インコのケージと水入れのお手入れ
インコのケージと水入れなどの部品は、月1回の大掃除で定期的に消毒しましょう。
手順を解説します。
衛星面からいっても、ほこりが溜まっていたり、フンが長い間ケージに溜まっていると細菌が繁殖してしまいますのでよくありません、衛生面が原因でセキセイインコが病気を発症することもあります。
https://inkosuki.info/comu/kaikata/sekisei/11
<月1回のお掃除>
① ケージ内の部品をすべて取り出します
止まり木、餌入れ、水入れ、おもちゃなど、ケージ内の部品をすべて取り出します。
ケージもできるだけ分解しておきましょう。
② すべて洗います
洗剤などは使わずに洗います。
熱湯で洗える素材のもの(金網部分など)は熱湯をかけて消毒します。
その他のものは水洗いをして、汚れを落とします。
水入れは、毎日の水替えの時にも洗っていますが、ヌメリが発生しやすいものです。キュッキュッとするまでしっかり洗いましょう。
③ 乾燥・日光消毒をします
ケージや部品をきれいにしたら、日当たりのよい場所に広げます。日光消毒をして、完全に乾かします。
日光消毒をすることによって、感染症や寄生虫なども予防をすることができます。
できるだけお天気のよい日にお掃除をするとスムーズにできますね。
④ ケージを組み立て、部品を取り付けます
完全に乾いたら、ケージを分解した場合は組み立てます。水入れなどの部品も設置します。
部品を取り付けていく際は、壊れたりしていないかもチェックしてくださいね。
あると便利なお掃除グッズ
インコのケージのお掃除をスムーズにするために、あると便利なお掃除グッズをご紹介します。
・ヘラ
フン切り網についたフンを簡単にこそぎ落とすことができます。ペットショップには専用のものが売っていることもあります。金属製だと、金網のお掃除もラクラクです。
・小さなホウキとチリ取り
ケージの底の引き出しやケージ回りの掃除をササっとできます。
卓上用などの小さなセットがあると使いやすいです。
・HOEI めくって清潔シート
毎日の敷き紙の交換がカンタンにできる時短グッズです。お忙しい方におすすめです。
HOEIのケージ用になりますが、ケージの下に敷いておき、汚れたらシートを1枚めくるだけですぐに交換ができます。
まとめ ~放鳥中は注意して~
インコの飼育部屋をきれいにお掃除する目安は、内容によって、毎日、週1回、月1回になります。
底の敷き紙の交換は毎日、フン切り網の掃除は週1回、ケージや水入れなどの部品の消毒を兼ねた大掃除は月1回が目安です。大掃除は日光消毒したいので、晴天の日がよいでしょう。
汚れがこびりついてしまうと、1回のお掃除に時間がかかってしまいます。
できるだけ目安にそってこまめにしておくことで、毎日のお手入れがラクになります。
お掃除が大変、とお思いの方は、便利なグッズもさまざまあります。
ペットショップなどを覗いて、ご自身に合うお掃除グッズを探してみてくださいね。
飼育部屋をきれいにすることは、愛鳥や私たち飼い主の健康を守る上でもとても大切なことです。日々のお掃除で清潔な環境を維持しましょう。
放鳥中は注意して
最後に、お掃除中にインコを逃がしてしまう事故が多いです。
お掃除中は、放鳥はせずに小さなキャリーなどにいれて待っていてもらいましょう。