セキセイインコは1日の大半を止まり木の上で過ごしています。
止まり木はセキセイインコの必需品です。
止まり木はまっすぐで表面に凹凸のない人工木が一般的です。
中には加工されていない天然の木を使った止まり木があります。
自然な形を生かした止まり木はケージの中でも目立ちますね。
天然木を使った止まり木をDIY手作りすることはできるのでしょうか?
不器用な私でも作ることができるのか、調べてみました。
インコの止まり木に天然木がいい?
市販の多くの止まり木は人工木です。「人工」といっても、木以外の素材を使っているわけではありません。
木を加工しているという意味になります。
- 木を加工している。
- 表面に凹凸がない。
- 木の太さが均一になっている。
人工木の止まり木は、止まり木に止まることに慣れていない若鳥でおすすめです。
一方で太さが均一のため、足に負担をかけるというデメリットがあります。
天然木の止まり木は、加工していない木の枝を使用しています。
- 太さにむらがある。
- 表面に凹凸がある。
- 木の皮がついていることがある。
といった特徴があります。
太さにむらがあるので、足に負担をかけにくいというメリットがあります。
表面の凹凸で口ばしや爪が自然に削れ、体のメンテナンスにもなります。
メリットが多い天然木ですが、セキセイインコが触れたり、時にはかじったりすることもあります。
安全性が気になりますね。どんな木を選ぶといいでしょうか。
おすすめの木
- ケヤキ
- クヌギ
- シラカバ
果実の木もおすすめです。
- りんご
- なし
- ヤマモモ
これらの木の枝を選びましょう。
公園や町中で見かけることがある木がありますが、勝手に伐採してはいけません。
「流木」等のキーワードで検索すると天然木の通販サイトがでてきます。
以下の3種類は毒性があるため、避けてください。
- サクラ
- ナンテン
- フジ
上記以外の木を使用する場合は、毒性がないかどうか調べましょう。
インコに合わせた作り方DIY
天然木が手に入ったら、下処理をします。
天然木には雑菌や害虫、農薬などがついている場合があり、セキセイインコが触れるものとしては心配があります。
使用する前に熱湯で消毒をしましょう。
熱湯消毒をしたあとは、丸1日天日でよく干します。
木の太さも大切です。
セキセイインコの足の指に合わせた太さの木を選びます。
目安としては、セキセイインコの指が半分ほど回る太さと言われています。
2/3という説もあります。
太すぎも細すぎもセキセイインコの足を痛める原因になりますので、太さには気をつけましょう。
天然木の表面に触れてみましょう。
ささくれやとげがでている部分があったら、セキセイインコが怪我をしてしまいます。紙やすりで表面をきれいに整えておくといいですね。
愛鳥が1日の大半を過ごす場所ですから、作る前に安全性を確認しましょう。
止まり木の作り方を調べてみました。
ドリルで木の両端の断面に下穴をあけ、ナットを埋め込む。
そこに蝶ボルトとワッシャーで、ケージの外と内から挟み込むような形でケージに固定する方法が一般的なようです。
穴をあける時はドリルが必要です。
我が家のように工具が揃っていない場合はどうしたらいいでしょうか。
ネットで調べてみると「止まり木キャップ」という商品がありました。
直径1.2センチの木に対応しています。
このキャップを木の両端に取り付ければ、簡単にケージに固定することができます。
これなら私でもできそうです。
天然木をキャップのサイズに削ってつくりましょう。
設置とDIYに注意すること
出来上がった止まり木をケージの中に設置してみましょう。
ケージの広さにもよりますが、ケージの手前と奥に2本の止まり木があるといいでしょう。
臆病な性格のセキセイインコだと、止まり木を変えることに驚いてしまうかもしれません。
一気に全ての止まり木を変えるのではなく、まずは1本だけ変えてみるという配慮が必要です。
ケージの中のアイテムを変えたり、レイアウトを変えたりする際はセキセイインコの様子を見ながら行ってください。
止まり木を変えた後に、パニックになって羽をばたつかせるようなことがあれば、元の止まり木に戻すことも大切です。
セキセイインコの止まり木を作る際は、愛鳥にとって安全なつくりにすることが最も大切なことです。
木の消毒、表面の手入れなど下処理に手間をかけましょう。
接着剤を使用する際は注意が必要です。
セキセイインコが接着剤の部分をかじってしまうことがあります。
接着剤が表面に出てこないように、塗る場所にも気をつけましょう。
まとめ
今回は止まり木のDIYについて紹介しました。
調べてみると、止まり木スタンドやおもちゃを手作りされている飼い主さんもいました。
様々なものを作ることができそうですね。
セキセイインコの飼育用品を手作りすることで、愛鳥との生活がますます楽しくなりそうです。
くれぐれもケガに気をつけてDIYを楽しんでください。