野生のセキセイインコはオーストラリアの乾燥地帯に生息して、木の実や芽を食べて生活しています。
愛鳥のご飯として、乾燥したペレットやシードの他にレタスを与えても良いか気になると思います。
レタスを与えていいのか、飼育されているセキセイインコに自然に生息している野草を与えてもよいか、調べてまとめてみました。
インコにレタスを与えて良いか
インコにレタスを与えることは、問題ありません。
我が家ではサラダをつくる際に、インコ用にレタスを少し残しておきます。
ケージにレタスを取り付けると、葉先の柔らかい部分を好んで食べます。
食べた後は、口ばしでちぎってポイっと投げるような遊びをすることもあります。
水分が多い野菜なので、与えたあとは糞の様子をみましょう。
通常より糞が水っぽくなるようでしたら、与えることを控えてくださいね。
レタスは傷みやすいので、半日~1日をめどに交換するようにしましょう。
インコに与えて良い野草
住宅地、公園、田畑、土手など私たちの身近な場所には様々な野草が生えています。
それらの野草をインコに与えても大丈夫か調べてまとめてみました。
与えても良い野草
- エノコログサ(イネ科)
一般的にはネコジャラシの名前で知られる。花の穂は緑色で上を向くか、先が少したれる。6~9月に花をつける。 - イヌビエ(イネ科)
穀物のヒエの原種と言われる。7~10月に花をつける。 - スズメノカタビラ(イネ科)
小さな草で、ふみつけられる場所でも育つ。葉はやわらかく、毛がない。3~11月に花をつける。 - カラスムギ(イネ科)
小穂をつける。帰化植物。小穂は熟すると脱落するので見分けがつく。
インコが食べられる野草はイネ科の植物が多いようです。
イネ科の野草は実や穂をあげることができます。
しかし人間にとってイネ科の植物は花粉アレルギーの原因になることがありますのでアレルギー体質の方は無理に取り入れない方がいいでしょう。
入手しやすい野草の中では、シロツメクサやたんぽぽの葉をあげることもできるそうです。
シロツメクサに似た植物にレンゲソウがあります。
こちらはマメ科の植物になり、インコにとっては有害になりますので、間違えないようにしましょう。
野草を持ち帰る時はそのままエサとして与えてはいけません。
図鑑やネットなどで植物の名前を確認し、与えていい野草かどうか確認をしましょう。
また野草は砂や土がついていたり、犬や野良猫の排泄物がついていたりする場合がありますので流水で汚れを洗い流しましょう。
水に浸しておくことも汚れを落とす際には有効です。
大きな公園や田畑の近くの野草は除草剤や農薬がついている可能性があります。
流水でも落としきれるか不安がありますので、そういった場所の野草は採取しないようにしましょう。
自分で栽培すれば無農薬で安全なものを与えることができます。
インコの皮付き餌は成育力が強いので、自宅の敷地に地植えしてしまうと、繁殖しすぎてしまう可能性がありますので室内の小さな鉢で育てることいいでしょう。
食べられる野草であっても、インコによって好みがあります。
野草を初めて与えるときは少量から試してみましょう。
みずみずしい野菜をあたえるベジタブルポットはこちら。
インコに与えていけない野草
インコに与えてはいけない野草
- アジサイ
- アサガオ
- オシロイバナ
- ゴムノキ
- ニチニチソウ
- スズラン
- ポインセチア
- ベンジャミン
- ベゴニア
- ヒヤシンス
- セントポーリア
我が家では毎年冬になるとヒヤシンスを室内で育てていました。
ヒヤシンスがインコにとって与えてはいけない植物だと知り、慌ててインコが入らない部屋へ移動させた経験があります。
上記の植物は入手しやすい植物が多数含まれています。
人間にとっては美しい花でも愛鳥には毒になる場合があります。
放鳥時には、これらの植物が近くにないか確認しましょう。
香り高いフルーツと野菜をプラスした、セキセイインコの主食用に厳選した穀類はこちら。
まとめ
セキセイインコが食べられる野草の知識があると、災害時に青菜が手に入らない時に役に立ちます。
非常時に初めて与えても、食べないことがあります。
まずは普段の時に与えて、愛鳥の好き嫌いを調べておきましょう。
お散歩の際にどこに食べられる野草が生息しているか、確認しながら歩いてみてもいいですね。