インコは飼い主さんとコミュニケーションをとりたくて、おしゃべりをするようになると言われています。
私が飼育しているセキセイインコは生後2か月くらいからおしゃべりを始めました。おしゃべりする理由と種類を皆さんの声と自分の飼育経験を基にまとめてみました。
インコの中でも日本で一番多く飼われているセキセイインコはおしゃべりがとても上手な個体が多いです。覚えた言葉や歌をアレンジしておしゃべりすることもあり、その愛らしさでとても人気が高いのです。
我が家のセキセイインコが一生懸命おしゃべりしている言葉を聞いていると、アレンジしたおしゃべりの意味が上手につながっていて、思わず笑ってしまうほど面白い時があり心温まります。
セキセイインコの次に多く飼われているのがオカメインコです、オカメインコはセキセイインコと比べるとそんなにおしゃべりは上手ではありません。
オカメインコが得意なおしゃべりは飼い主さんの口笛を真似することです。YouTubeに「幸せなら手をたたこう」を口笛の音真似で楽しそうに歌っている子がいました。
インコのおしゃべりの覚えるスピードには個体差があります。出来るだけインコがリラックスしている時に、何回か教える時間をわけて根気良く教えてあげるのが良いでしょう。
インコのしゃべる理由は?
インコのしゃべる理由は飼い主さんとお話をして、コミュニケーションをとりたいと思っているからです。
野生のインコも仲間とコミュニケーションを取る為に、様々な鳴き声を使い分けています。
家で飼われているインコのおしゃべりをする理由は、大好きな飼い主さんを仲間と認識して、コミュニケーションを取ろうとしているからなのです。
飼い主さんの言葉を真似するのが得意なインコは、なんとなく野太い声で言葉を発するようになります。
これはインコが自分で考えた言葉ではなく、あくまでも飼い主さんの言葉を覚えて、真似をしているだけなのです。
インコにとっては、人のお喋りを真似をすることがコミュニケーションの一部になっていて、同じ言葉で仲良くなろうと練習しておしゃべりが出来るようになります。
面白いのがインコの声帯部分の構造が人と似ているところで、そのことがセキセイインコのしゃべる理由に繋がっているのです。
気管から肺に通じる部分に鳴管という部分があり、鳴管を上手に調節しておしゃべりをします。
インコがしゃべっている時に喉を見ると良くわかるのですが、発達した咽頭部分を調節して息を送り込むことで飼い主さんの言葉を真似しているのがわかります。
インコは筋肉でできている舌を上手に動かして、口の中で多くの音が出して、飼い主さんに教えてもらった言葉は頭の中で思い出しながら、何回も繰り返し練習をして上手におしゃべりができるのです。
これがインコがお喋り上手な理由で、咽頭部分の閉開を調節してどんな発声も出来てしまうのが、インコのすごいところなのです。
インコは知能指数が高くてとても頭脳明晰で、鳥類の中でもトップの頭の良さを誇ります。
細かな音の音程までも聴き分けられるほどの優れた知能で、カメラのシャッター音も本物のカメラのシャッター音と聞き間違うくらい上手に真似をします。
インコは飼い主さんと仲良くなりたくておしゃべりをしますので、沢山おしゃべりを教えてコミュニケーションをとってあげることをおすすめします。
インコは群れで生きる動物。群れの中で、コミュニケーションをとるときに重要なのは“鳴き声”なのです。鳴くことで仲間を呼んだり、危険を知らせたり、求愛をします。彼らにとって、仲間と同じような鳴き声でコミュニケーションをとるということは、集団を作るうえで重要な手段のひとつ。 しかし、人間と暮らすインコにとっての仲間は一緒に暮らす飼い主。そのため、飼い主の言葉や日常の音を真似することで「ぼくたち、仲間だよ!」とアピールしているのです。
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インコがおしゃべりをする種類について
インコがおしゃべりをする種類は、インコの種類や個体差、男の子と女の子の差により異なります。
- セキセイインコ
- ウロコインコ
- ボウシインコ
- ヨウム
セキセイインコは飼育しやすいので人気があり、日本では一番多く飼われていておしゃべりも好きな個体が多いです。
セキセイインコは男の子の方がおしゃべりが上手く、自己紹介や歌などの長文もおしゃべりすることが出来る子が多いです。
だいだい生後3か月くらいから、飼い主さんが呼んでくれる名前をしゃべりはじめます。
飼い主さんから聞いた言葉を練習している時は、口籠るような感じの声でごにょごにょと言っています。
インコは覚えた歌や、名前をアレンジしておしゃべりしてくれるので、ときどき上手くつなぎ合わせて歌っているのを聞くと面白くてかわいい気持ちが増します。
ウロコインコはセキセイインコより少し大きい中型鳥です。可愛らしい仕草や上手にしゃべる能力が人気です。
ウロコインコは個体差により、おしゃべりが苦手な子もいますが仕草が可愛いので人気があります。
ボウシインコは状況に応じたおしゃべりも出来る大型鳥です。
生後4か月くらいからおしゃべりをはじめます。大型鳥の為、鳴き声がとても大きいのでご近所に迷惑が掛からない様に防音対策をした方が良いでしょう。
ヨウムは5歳児並みの知能を持つ大型鳥です。
生後5か月くらいから人の会話や音を真似しておしゃべりするようになります。
ヨウムは知能が高くおしゃべりではなく、会話の意味を理解して話をすることが出来ると言われています。
ヨウムの寿命は50~70年と長く一生の家族になりますので飼うタイミングに注意が必要です。
- オカメインコ
- マメルリハ
オカメインコは、セキセイインコに次いで人気のインコです。
セキセイインコよりは大きいのですが人間の言葉をおしゃべりするのはちょっと苦手です。
オカメインコは簡単な単語や口笛、カメラのシャッター音などをおしゃべりすることが得意です。
マメルリハはセキセイインコより体は小さくて、他のインコと比べると鳴き声も小さいです。
マメルリハは簡単な単語だけならおしゃべりは出来ますが、活舌が悪くて、よく聞かないと聞き取りずらいです。
このように、おしゃべりが上手なインコもいれば、おしゃべりは苦手でも音真似が得意なインコもいます。
インコのおしゃべりは個体差や練習量にもより異なりますが、飼い主さんとコミュニケーションを取る為におしゃべりをする理由が可愛いですね。
インコのおしゃべりの教え方・覚え方
インコにおしゃべりを覚えてもらう為には、1羽で飼うのが覚えが良いと言われています。
他のインコがいると仲間同士で鳥語を覚えてしまい、飼い主さんとコミュニケーションをとることに興味が薄くなってしまうからです。
ペットの中でも人間の言葉をおしゃべりしてくれるのはインコだけなので、頑張って言葉を覚える練習をしてあげましょう。
1羽飼いなら、大好きな飼い主さんとコミュニケーションをとりたい気持ちが強くなり言葉の覚えが良くなると言われています。
インコに沢山のおしゃべりを覚えさせる為には、飼い主さんとの信頼関係も大切なので、なるべくなつきやすくなる雛から育てることがお勧めです。
生後3か月くらいすると飼い主さんが付けてくれた、毎日呼んでいる自分の名前をおしゃべりするようになります。
飼い主さんにつけてもらった名前をおしゃべりするようになったら、次は単調な短い言葉を5分位の時間で良いので、インコが飼い主さんに興味を示している時に、繰り返し話しかけて覚えさせるのがコツです。
インコにおしゃべりを教える時は、男の人の低い声質よりもお子様や女の人の高い声の方が覚えてくれやすいです。
インコが自分の名前をおしゃべりしたり簡単な単語をおしゃべり出来るようになったら、いよいよ歌や自己紹介などの長文を覚えさえてみましょう。
我が家のジャンボセキセイインコは目が合うと飛んで頭の上に乗ってきますので、手に乗せて顔の前で繰り返し同じ言葉を話して覚えさせています。
覚えやすいのか、好きなのか、教えた言葉をおしゃべりを始めるのが早いと3日で話始めます。
インコを手乗りをさせて、飼い主さんの方を見ている時に長文を教えてあげるのが、インコの気持ちがおしゃべりに興味が有るかわかり易くて覚えさせやすいです。
インコが飽きてしまわないように、5分くらいのおしゃべり訓練を3日~7日続けると、飼い主さんに教えてもらった言葉を始めるようになります。
インコの気分が乗っている時やおしゃべりが好きな子は「もっとおしゃべり教えて~」と首を伸ばして催促してきますので、その時は長めにおしゃべりを教えてあげると上達が早くなります。
おしゃべりに慣れてきて、歌や長文をおしゃべりするようになってきたら、新しい歌や長文を覚えさせてあげると、インコの覚えたいおしゃべりの好みがわかってきます。
うっかり逃がしてしまったセキセイインコが自分の名前と住所をおしゃべりして、無事に飼い主さんのもとに帰った話もあるほど長文もおしゃべり出来る子もいます。
インコの個体差によるおしゃべりの得意不得意がありますが、なるべく生後3か月くらいからトレーニングを始める方が、覚えが良いと言われています。
インコは飼い主さんとコミュニケーションをとりたくて、言葉を覚えておしゃべりしていますので、おしゃべりしてこちらを見ていたら褒めてあげる事をお勧めします。
我が家ではコミュニケーションのひとつとして週に二回おやつで粟穂を与えています。
とても喜ぶ粟穂をご紹介します。
セキセイインコは太りやすいので与え過ぎにはご注意下さい。
まとめ ~大型インコの寿命~
インコは飼い主さんの事を仲間と認識してコミュニケーションをとる為におしゃべりをします。
オカメインコやマメルリハのように、単語を少ししかおしゃべり出来ない、おしゃべりが苦手な子もいますが、なるべく子供の頃からコツコツと教えてあげればある日突然おしゃべりをすることもあります。
インコは種類や個体差でおしゃべりが上手な子もいれば、苦手な子もいますので飼い主さんが良く観察して、インコが飼い主さんに興味を示している時におしゃべりを教えてあげることが良いでしょう。
日本で1番多く飼われているセキセイインコは、小さなお子様が居ても安心して飼うことが出来るので、とても人気があります。セキセイインコはおしゃべりが得意な子が多いので、沢山の歌や単語を覚えさせて可愛がってあげましょう。
インコの中でもボウシインコやヨウムと言った大型のインコは、人間の言葉を理解しておしゃべりをしますので、驚きと楽しさも有り楽しい家族になると思いますが、とても長生きをしますので飼う前には良く考えてから飼うことをお勧めします。