飼育しているインコが突然大きな鳴き声で「ギャギャギャ」と騒ぎ出したらどういうサインか気になることかと思います。
インコは小型のセキセイインコから大型のコンゴウインコまでさまざまな種類がいるのですが、野生のインコはそれぞれの仲間同士で色々な鳴き声でコミュニケーションをとつています。
きちんと意味があって鳴き声をあげているのですが、ご機嫌なのか怒っているのか、はたまた何か飼い主さんに何か訴えかけているのか意味が分からないと対応に困るかと思います。
飼育しているインコが小さい声で鳴いているのであれば、かわいいいなあとほほ笑んでいればよいのですが、大きな鳴き声で「ギャギャギャ」と騒いでいたら無視は無視出来ないはずです。
我が家の飼育しているセキセイインコの経験と幾つかの資料を参考に、インコが大声で鳴く行動の意味をまとめてみました。
インコのギャギャギャ! 鳴き声の意味
セキセイインコが大声で「ギャギャギャ」や「ジャジャジャ」のような鳴き声で騒ぐときは何かの物音に驚いたときや、飼い主が見当たらなくて不安な気持ちになったときなどに起こります。
インコが自分でテーブルの上の小物を下に落として、大きな音が鳴っても驚くことはないのですが、私が手を滑らせてペットボトルを床に落としたら「ギャギャギャ」「ジャジャジャ」と驚かせて飛び回らせてしまったことがあります。
またコミュニケーションをとっておしゃべりを覚えさせたり、おもちゃで遊んであげた後にそばを離れて見えない場所に行くと、飼い主さんが居なくなった寂しさで騒ぐことがあります。
しっかりしていると思えるのが、毎日夕方に与えている豆苗を与え忘れると、忘れていることを訴えかけるように「ジャジャジャ」と大声を出してアピールしたり、おやすみの時間でケージに戻る時間を過ぎていると「ジャジャジャ」「ギャギャギャ」と飛び回って訴えかけてきます。
この大声で鳴いてアピールする行動は飼い主さんを呼ぶ「呼び鳴き」と同じです。
インコは繊細で臆病な性格の子が多く、自分が原因で出した音ではない場合は、些細な音でも驚いて大きな鳴き声を出す場合がありますのでなるべく驚かさないように気を付けてあげましょう。
インコが呼び鳴きする理由
セキセイインコが呼び鳴きする理由で1番多い理由が、飼い主さんに遊んでもらいたいからです。
放鳥しているときは良くわかるのですが、飼い主さんが忙しそうにして自分の近くに来てくれないときは大きめの高い鳴き声で「ピッピ」ここに居るよ、こっちに来てと呼び鳴きされることが多いです。
呼び鳴きのご要望に応えてセキセイインコに近寄ると、ご機嫌で手に飛び乗ってきますので、その可愛さについつい甘やかして呼び鳴きに反応してしまいます。
本来野生のインコは群れで生活をするためインコ同士のコミュニケーションを取る為にさまざまな鳴き声を出しますので、多頭飼育をしていればお友達に合わせた呼び鳴きをします。
他に飼い主さんにいつも近くにいてもらいたいと思っているので、寂しくなると呼び鳴きをします。
中型や大型のインコはかなり大きな鳴き声で呼び鳴きしますので、ご近所に迷惑が掛らないように防音対策も必要です。
防音、遮光に優れたカーテンをご紹介します。
呼び鳴きしたときの対処法
インコが呼び鳴きをしていた場合の対処法として、飼い主さんがお世話して遊んであげられればいいのですが、忙しい場合はインコが遊べるおもちゃを用意しであげましょう。
ケージの中に取りつけるタイプのおもちゃも、つけっぱなしでは飽きてしまいますので、何種類か用意をして、1週間ごとのローテーションでよいので取り替えてあげましょう。
放鳥する時間を長くとれる場合は、インコが怪我をしたりしない安全なスペースを何か所かつくり、止まり木やハシゴをセットしておくとお気に入りの場所を見つけておしゃべりの練習をしたりして、満足そうにくつろぎ呼び鳴きしなくなります。
呼び鳴きしたときに反応せず無視をすることで呼び鳴きを止めさせる方法は、確かに呼び鳴きはしなくなるけど、代わりに飼い主さんとの信頼が薄くなるので、お勧めの対処法ではないです。
まとめ ~おもちゃで対策~
突然の物音に驚いてギャギャギャと大きな鳴き声を出すのは、セキセイインコがリラックス出来る生活環境があるからです。
野生のインコであれば天敵が多くいるので、危険が迫っていることを仲間に伝える為に大きな鳴き声を出すことは当然なことです。
中型や大型のインコの鳴き声は近隣に迷惑をかけることもありますので、防音カーテンなど対策することをお勧めします。
呼び鳴きをさせない対策として、ずっと飼い主さんがそばに居たり遊んであげることは難しいので、ケージ用と放鳥用のおもちゃを何種類も用意して飽きないようにセットしてあげましょう。
インコは飼い主さんを癒してくれる家族です、無視するとストレスになりますので呼び鳴き対策をしてあげましょう。