カラフルで華やかな見た目と人懐っこい性格が魅力のセキセイインコ。
そんな可愛らしいセキセイインコとの生活に慣れてくると、もう1羽小鳥を飼ってみたいという気持ちが湧いてきますね!
愛くるしい小鳥がもう1羽いたら、毎日の生活がより楽しいものになりそうですね。
今回はセキセイインコの相手として、小鳥の中でも入手が比較的簡単で、和菓子のような見た目が可愛い文鳥にスポットをあてます。
セキセイインコと文鳥は多頭飼いできるのか、私の飼育経験といくつかの資料をもとに調べてみました。
セキセイインコと文鳥の性格
まずセキセイインコと文鳥の性格をおさらいします。
セキセイインコの性格は陽気で人懐っこいです。人にも大変よくなつき、大好きな人のそばから離れないような愛情深い一面があります。
セキセイインコは好奇心が強い種類になります。
気になった物や普段見かけないものがあると、自分の体よりも大きな物や動物であっても自ら向かっていく物おじしない一面をもっています。
メスは落ち着いている子が多いですが、オスは甘えん坊の気質の子が多い印象があります。おしゃべりが上手なのはオスになります。
一方文鳥も人懐っこい性格をしています。
大好きな飼い主には一途に愛情を注ぎます。セキセイインコと比べると繊細な一面があり、縄張り意識が強いです。
自分の縄張りにはいってくる人や動物を口ばしで攻撃するような場面もあります。
愛情深い性格故に、人や他の鳥に対する好き嫌いがはっきりしているようです。
メスはおとなしく穏やかな気質の子が多く、オスは明るく活発で好奇心旺盛な子が多いようです。
セキセイインコも文鳥も明るく活発で、飼い主によく慣れるところが共通しています。
インコと多頭飼いをしたときの相性を解説
インコと文鳥の相性は文鳥の方が相手の鳥を選ぶ傾向があります。
セキセイインコはその好奇心の強さから、文鳥にも興味を示し、自分から近づいて距離を縮めていくでしょう。
一方で縄張り意識が強い文鳥はそんなセキセイインコの態度に神経質になり、セキセイインコを苦手に思うかもしれません。
ただ、それぞれの性格には個体差がありますので、実際に会わせてみないとわからない部分があるかと思います。
セキセイインコと文鳥を含め、小鳥は仲良く過ごしていても、ある日突然大喧嘩をする時があります。
発情期だったり、成長したりすると小鳥同士の仲にも変化が見られるようです。
セキセイインコと文鳥が仲良く生活をしていたとしても、2羽の様子に変化がみられないか日頃からよく観察しておくことが大切です。
多頭飼いの飼育環境とポイント
ポイント
・飼育ケージは1羽につき、一つ用意する。
・同時放鳥は短い時間から始める。
・多頭飼いは場所と時間とお金がかかることを理解する。
セキセイインコと文鳥を多頭飼いする時は、同じケージで飼育せずに、一羽につき一つのケージを用意しましょう。
似たような大きさのセキセイインコと文鳥ですが、同じケージでの飼育は互いにストレスになります。場合によっては命に係わるような喧嘩に発展する危険性があります。
小鳥達のケージは同じ部屋に置くことは可能ですが、様子をよく見てください。
お互いが視界に入ることで羽をばたつかせて鳴きながら怒ることがあります。
もしそういった場面が見られたら、ケージを置く場所を変えたり部屋を変えたりするなど、お互いに視界に入れないようにするなど配慮が必要です。
次に同時放鳥する場合は必ず飼育者の目の届くところで行いましょう。
最初は数分間だけ放鳥するなど、短い時間から始めてみましょう。
突然喧嘩が始まることがありますので、放鳥時には鳥から目を離さないように気をつけましょう。
もしどちらかの小鳥が相手を攻撃したり、追いかけまわすような場面が見られたりしたら、すぐに小鳥たちをケージに戻してくださいね。
最後に2羽飼育するということは、ケージの数だけでなく、その他の飼育用品、エサなども2羽分かかります。
ケージを2つ置くスペースも必要になります。
掃除などの時間もかかります。多頭飼いする時は鳥同士の相性だけでなく、飼育スペース、飼育にかける時間やお金のことまでクリアできるか考えてから、2羽目をお迎えするようにしましょう。
防音と遮光、おやすみのケージカバーをご紹介します。
まとめ ~多頭飼いの心構え~
セキセイインコと文鳥の多頭飼いは可能ですが、飼育ケージは1羽につき1つ用意するなど配慮は必要です。
同時放鳥の際は小鳥たちの様子をよく観察するようにしましょう。
小鳥の多頭飼いは時間やお金などの手間はかかりますが、その分可愛い小鳥とのかけがえのない時間も手に入ります。
小鳥たちに愛情をもって、小鳥との生活を楽しんでくださいね!