インコを健康診断に連れて行くタイミングは? 動物病院で獣医師に聞いておきたいこと。

オカメインコ

インコをお迎えした飼い主さんは、どのタイミングで健康診断に連れて行こうかお考えと思います。

ペットショップやブリーダーさんから購入してお迎えしたら、先ずは動物病院で鳥専門の獣医師さんに健康診断を受けることをお勧めします。

人間と一緒で病気は早期発見が大切です。

我が家で飼育しているジャンボセキセイインコは動物病院で検査をしたら「PBFD」に感染していることがわかって、約二か月間、治療の為通院をして陰転しました。

多頭飼育をされている飼い主さんは、お迎えしたインコの健康診断をして健康確認をした後他の子と接触させましょう。

インコの健康診断はどのように連れて行けばよいか、診察費用はいくら位かかるのか、私の経験を詳しくまとめてみました。

インコの健康診断

二羽のセキセイインコ

動物病院の中にはインコの健康診断をしてくれる病院もあります。
鳥専門の病院もありますが、数はまだ少ないです。
近くにない場合は、小動物を専門に診てくれる動物病院を探すとよいでしょう。

新しくインコをお迎えするとき、すぐに健康診断に連れていくのが一番良いのですが、幼いインコや、人見知りをしたり、外出を怖がったりするインコもいます。

お迎えしてインコが新しい環境に慣れてから、健康診断に連れていくとよいでしょう。

病院に連れて行くためには、移動用のキャリーケージに入れると運びやすいですが、インコがキャリーケージに慣れる必要があります。

病院によっては、普段のケージに入れた状態で、連れてきてもよいところもあるそうです。
どちらのケージの場合も布で覆い、外が見えないようにして移動します。

普段外に出たことがなく、人見知りするインコや、ハンドリング(胸や腹部を圧迫しないように掴むやり方)をされたことのないインコにとっては健康診断そのものがストレスになりますが、病気が早く見つかったり、体調管理のアドバイスをもらえたりというメリットもあるため、定期的な健康診断の受診をお勧めします。
春と秋の年2回に受けるのが理想です。

受ける目安は、年に1~2回です。この他に身体検査とそ嚢液検査、糞便検査のみの一般健康診断も年に2~3回受けることをお勧め致します。

https://yokohamabirdclinic.jp/birddog/

健康診断の場合、ほどんどの動物病院が予約制です。
事前に予約することにより、長い時間待たなくて済みます。

ホームページで問診表のPDFファイルをダウンロードできる病院もあるため、事前に必要な事項を記入しておきます。

待合室が混みあうのを避けるため、同伴される方の人数制限をしている場合や、お子さんの同伴を断られる場合もあります。

なお、健康診断は、インコにとって身体の負担が多い真冬と真夏は避けた方がよいです。
寒い日や、インコが膨らんでいる場合は、使い捨てカイロなどでケージの外から保温し、夏も暑くないように温度調節をする必要があります。

インコの健康診断費用

セキセイインコ

病院によって、健診内容や、インコの年齢、持病の有無によって、健康診断の費用は大きく異なります。
ホームページで健康診断のプランや料金が具体的に書いてある病院もあります。

基本的な健康診断は、身体検査(体重測定、触診)、糞の検査、そのう検査などがあり、5000円くらい用意しておくとよいでしょう。

糞の検査はほとんどの病院で行います。事前に糞を数個ラップで包んで持ってきてくださいと言われる場合もあります。

そのう検査はインコの嘴を開けて長い検査器具を口に入れるので、かなりの負担がかかります。


なかにはそのう検査を基本的なコースでは行わないという方針の病院もあるようです。事前にメールや電話で検査内容と金額を確認しておくとよいでしょう。

インコを新しくお迎えするときは、感染症を調べるための遺伝子の検査を済ませておくと、先住インコがいるときも安心です。

詳しく調べる時は、レントゲン検査、血液検査などが加わります。
インコは具合が悪いときも病気を隠す性質があるため、受けておくと安心です。
動き回るとインコが怪我をしてしまう恐れがあるので、レントゲンを受ける前に麻酔をかける場合があるそうです。
このように細かく検査する場合は、追加で1万円以上かかることもあります。

健康診断の料金のほかに、車で連れて行く場合は、駐車場の有無や移動手段によっても費用が変わってきます。


駐車場がある場合は、車の中で診察の順番や会計を待つことができるというメリットがありますが、病院の駐車場の台数や、止められなかった場合に利用する近くのパーキングの有無も確認しておくと安心です。

動物病院で獣医師に聞きたいこと

首をかしげるマメルリハ

健康診断で、獣医師に聞きたいことをまとめておきましょう。

・体重の変化 

幼鳥、高齢のインコでなくても、体重の大きな変化は病気を見つけるサインになります。
ふだんから体重を測って記録するようにしましょう。

・換羽について 

換羽が始まると、羽がたくさん抜けます。
なかなか生え変わらなくて心配な場合や、換羽期の栄養について、換羽のほかに、ストレスが原因で、自分で羽を抜いてしまうときがあります。

・嘴(口バシ)、爪の伸び方について

爪切りも500円くらいでやってもらえる病院があります。
反対に、インコの爪は切らないでよい、という方針の病院もあるそうです。

我が家のセキセイインコは、上手に自分の「口バシ」でお手入れをしています。

発情期について 

吐き戻し、おしりをこすりつけるなどの行為がある場合、発情期の可能性が高いです。

・糞便について 

気になる場合は、写真を撮っておくとよいでしょう。

インコの生活環境を知るために、飼い主さんのお仕事、ライフスタイル(朝型、夜型)などについて聞かれることもあるそうです。

普段ケージが置いてある状態の写真を持参すると、エサやおもちゃ、ケージを置く環境について相談するときの資料になります。

まとめ ~健康診断は年二回~

ペットの犬や猫のように、インコも健康診断を行う動物病院があります。
年2回、春と秋の過ごしやすい季節に健康診断を受けるのが理想です。

定期健康診断の月を設定している病院もあります。また、病院や、健康診断の内容により、料金は大きく変わります。

事前にホームページやメール、電話をして健康診断の内容と料金を確認し、納得できる動物病院を見つけましょう。

移動用のキャリーケージにお気に入りの「おもちゃ」や「おやつ」を入れて、インコが普段から出入りするのに慣れておくとよいでしょう。

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