インコの吐き戻し対処方法!ラブゲロプレゼントは発情なのか調べてみた。

セキセイインコ二羽、餌を吐き戻している

インコは本能で、仲間やパートナーに食べた餌を吐き戻して与えることがあります。
飼育し始めの飼い主さんは、おもちゃや小物に吐き戻しをしている姿を見て驚くことでしょう。

インコが吐き戻しをする理由は発情のときだけなのか気になることかと思います。

今回はなぜ吐き戻し「ラブゲロプレゼント」をするのかという理由と、吐き戻し行為を防ぐ方法、吐き戻しをしたときの対処方法について調べました。

インコが吐き戻しする理由

セキセイインコのラブゲロプレゼント

インコが吐き戻しをするのは、発情期である場合と、病気の場合があります。

インコは発情期に入ると、顔を縦に振りながら、自分が食べたエサを相手に食べさせようとプレゼントします。

これは、インコを雄雌のつがいで飼っている場合には、よく見られる光景です。大好きな相手にエサを食べさせることによって愛情を示すという、自然な行為なのです。

しかし、発情期が長く続くのは、インコの身体に負担がかかりますので抑える対策をしてあげましょう。

発情期以外では、「僕はエサを沢山食べられるよ」と自慢のような感覚で小物やおもちゃにも吐き戻しをします。

我が家のジャンボセキセイインコ(男の子)はおもちゃのヒヨコに吐き戻しをするだけなら、お友達やパートナーになろうとプレゼントしているとわかるのですが、放り投げて遊んでいたお菓子の箱やペン立てのペンにもどっさりと吐き戻していることがありました。

吐き戻したゲロは、何かスッパイ匂いがするので直ぐに拭き取ってかたずけていたら、最初は怒って羽をバタつかせて抗議していたのですが、最近は直ぐに自主回収するようになりました。

なお、顔を横に振って吐き戻す場合は、病気の可能性が高いです。

セキセイインコなどのインコ・オウム類では、口を開け、頚部をしゃくりあげるような運動をした後、食物を口腔内へ排出します。吐物量が少なければ、そのまま飲み込んでしまうこともありますが、多くの場合は頭部を水平に振ることによって、周囲へ吐物を撒き散らします。この時、吐物は胃液やそ嚢粘液を伴っているため、頭部の羽毛に 吐物が付着し、羽毛が不正に逆立ったようになります。

https://yokohamabirdclinic.jp/vomit/

インコの吐き戻し対処方法

ジャンボセキセイインコとインコのおもちゃ

インコをつがいではなく、1羽で飼育していたとしても、

・春を連想させるように、日光に長時間当てる。

・夜遅い時間まで明るくしていて、インコが起きている時間が長い。

・巣を連想させるような、狭い空間や入れ物を、インコのそばに置いたままにする。

・インコの背中や嘴をたくさん触り、刺激する。

などの条件が揃うと、発情期がやってきます。

発情が原因だった場合、どこにでも吐き戻すのではなく、お気に入りの対象物に対して吐き戻すことも多いです。

対象となる物は、インコによって異なります。
おもちゃのゴーゴーペンギンの頭に大仏様のように吐き出したり、木製のブランコの取っ手の部分に乗せたり、様々です。
また、鏡に映った自分の姿に吐き戻すこともあります。

吐き出したものをそのままにすると不衛生なため、見つけたらすぐに洗うようにしましょう。

愛情を示す対象物がわかったら、それをインコから離すことによって、吐き戻しを防ぐことができます。
取り上げるのが気の毒ならば、違うタイプのおもちゃで気をそらしてみるのもよいでしょう。

対象がおもちゃではなく、飼い主さんの場合もあります。

なかには、飼い主さんの手が大好きすぎることもあります。
そのような場合は、お世話する人を交替してもらったり、一旦スキンシップを控え、落ち着くまで距離をおくようにしてください。

ラブゲロプレゼントは発情なのか?

セキセイインコのラブゲロプレゼント

インコからのこのようなラブゲロプレゼントをもらい続けるのは発情のサインなので、気を付けて様子を観察する必要があります。

多頭飼育をしている飼い主さんや、一つのケージに何羽かいるペットショップでは、インコの本能でラブゲロプレゼントしあっている行動がみられます。

このほかに、発情のサインとして、雄の場合は、床や、飼い主さんの手などにおしりをすりすりとこすりつける動作をします。

雌の場合は、尾羽を上に上げるサインをして興奮すると、白目がちになり、普段と違う、独特のキャッキャッという鳴き声を出したりします。

複数で飼育している場合でも、普段は仲がよくても、発情期に入ってしまい、仲間に対して急に激しく噛みついたりすることがありますので、飼い主さんが良く観察をして喧嘩をしないようにしましょう。

また、発情期が続くと雌は卵を産み続けたり、卵管に詰まらせたりするなどの病気につながる場合もあります。
こうしたサインがあるときは、偽卵を与えて発情を抑えてあげましょう。

インコの発情について下記にまとめてありますのでご覧ください。

寝ているセキセイインコ インコの発情期の対策と健康管理についてまとめてみた!

まとめ ~餌を与え過ぎない~

小型のインコは、日光に長時間当てる、遅い時間まで明るくして起きている時間が長いと季節は関係なく発情します。


メスは巣を連想させるような狭い空間や入れ物をインコのそばに置いたままにしたり、インコの背中や嘴をたくさん触り刺激する、などの条件が整うと、いつでも発情期に入る可能性があるため、普段から気を付けなければなりません。

インコが遊んで出入りしていたティッシュの空き箱や、ケージの隅の空間、飼い主さんの服のポケットなど、飼い主さんにとって、思わぬものが発情の原因になってしまっていたという場合もあります。

吐き戻しをする対象が分かったときは、しばらく見えないところにしまって距離をとるようにしてください。

吐き戻しの量が多くて自主回収しない場合は、与える餌の量を減らすことにより自分がピンチになるので吐き戻す量が減ります。
餌をいつでも食べられる状況にしないで、一日二回決まった量を与えれば吐き戻しを抑えることが出来ます。

2 COMMENTS

ぴよこ

突然のコメント失礼致します。

塩土はどのような理由があっても基本、与えてはいけません。
インコ飼いなら周知の事であり、小鳥専門病院などで相談すると、与えることを禁止されます。
理由は必要以上の塩分を摂取してしまう可能性が高かったり、別の病気の原因ともなるからです。

自然界のインコが土を食べる習慣がありますが、それはミネラル摂取の為のやむを得ない理由であり、人が飼育している場合は、ペレットや野菜フルーツから摂取させてあげることができる為、土もNGです。

これを読まれたインコ飼い初心者さんが、与えても良いものだと勘違いを起こしてしまう可能性がありますので、訂正された方が宜しいかもしれません。

横から口出し、失礼致しました。

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ふゆき

編集が遅くなりましたが頂いた情報を基に塩土の文を削除しました。
ありがたいご指摘ありがとうございました。

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